古伊万里と志野 はしごの日

自粛期間も
美術館だけは一人で通っておりました

替えのマスク、アルコール消毒、
アルコール消毒のできるウェットティッシュを携えて!

これらは今を生きる我々にとっての
自己防衛3種の神器かも知れませんね、、、
なるべく外出の機会を減らすべく
近くの美術館を2〜3箇所はしごするのが
ここ最近の常となりました

この日は
大倉集古館と菊池寛実記念智美術館です
大倉集古館では「海を渡った古伊万里」展を拝見しました

※古伊万里とは、江戸時代に佐賀県の有田町及びその周辺で作られた日本で最初の磁器で、伊万里港から国内外に向けて出荷され、ヨーロッパの王侯貴族に愛されたそうです(古伊万里再生プロジェクト様のリーフレットより)
ホテルオークラ周辺はビルに囲まれたオアシスで、緑もたくさんあり、何だか不思議と落ち着くエリアです
今回の特別展の面白かった点は
日本からはるか遠くウィーン郊外のロースドルフ城に渡り愛された古伊万里の数々!
ではなくその「陶片」です

第二次世界大戦時に破壊されてしまったたくさんの陶器たち、それらを廃棄せず
ロースドルフ城を引き継ぐピアッティ家の皆さんが、大切に保管されているという事に驚かされます
どこを修復したのかわからないほど綺麗に修復されたものだけでなく、欠損部はそのまま残して組み立てた「組み上げ修復」というものも

今回初めて知った組み上げ修復ですが
破壊の歴史も感じられ感慨深いものがありました
菊池寛実記念 智美術館は大倉集古館からは目と鼻の先にあります

絵画より工芸・陶芸などを好んで拝見する私は定期的に足を運ぶお気に入りの場所です
エントランスの誘われる感じも趣があります
今回は「志野」の重要無形文化財保持者である陶芸家、鈴木藏(1934〜)の志野茶碗を中心とする展覧会

詳しくない「志野」でしたが
あわせて展示されていた西田幾多郎さん、須田剋太さんの力強い書と並ぶと、より存在感が増し生命力が溢れ出す、そんな感じでした

桜坂にあるカフェでひと息♪
ソロ活好きにはちょうど良い、ランチタイムが長くコーヒーのおかわりも頂ける、ゆったりできるお店でした

和の茶論かまくら

鎌倉の風と潮の香りを感じながら 季節の和菓子や様々なお茶を 季節を贈り・包む風呂敷や和紙包み・水引を 季節を纏う着物や帯を 楽しく学ぶ 学んだ後には美味しい茶と菓子で語らう そんな茶論を主宰しています

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